jcss校正をするためにはどんな費用がかかるのか

なぜ必要なのかをまず知って校正を行おう

天秤や温度計、あるいは気圧計などの様々な計測機器に欠かせないのが校正です。この校正が行われていない機器は対外的に信頼出来る測定器であることを示すことが出来ず、ひいてはその計測器を用いた実験データ等は信頼に足らないものとして業務を大きく阻害してしまう恐れもあります。その校正の中でも特に重要とされているのがjcss校正です。jcss校正とは、計量法に定められている標準規格に乗っ取った校正に関する制度で、この校正を受けた機器等は対外的に認定を受けたものであると表示出来ます。そのjcss認定を受けた機器で実験や温度管理等をしており、日本国内においてトレーサビリティを実現している事業所であるとして海外にもその事を証明出来ます。そのような事を重視する企業を中心に、jcss基準で校正を受けられるサービス等の利用が広まっています。

どんな品目がどのくらいの金額で校正出来るのか

そんなjcss校正ですが、実際にそうしたサービスを利用する際には色々と気になる点もあるかと思います。どんな方法で校正してくれるのか、納期はどのくらいなのか、どの程度の間隔で校正を受けるべきか等の点がありますが、調べてもらえる機器や費用などが気になる人もいるのではないでしょうか。温度計やはかり等、一般的な事業所でも使われるような機器から、高度な研究機関で用いる機器などに至るまで、何かを測定する機器であれば校正を行ってくれます。そして気になるお金の問題ですが、これはこの機器はおおよそいくらくらいという相場は業者等によっても大きく違ってきますので、必ず問い合わせておおよその見積もりを取ってもらう必要があります。

校正以外にかかる料金等も知っておこう

また、純粋な校正にかかる費用以外にもかかる所があるという事も頭に入れておきましょう。例えば、校正にかかる各種書類の発行代などです。校正の証明書や試験成績書、さらにはトレーサビリティの体系が分かる図等の種類発行の費用の事も初めから組み込んでおきましょう。また、校正を依頼した際にその機器が修理が必要と判断され、修理をした場合の代金がかかる可能性もあります。修理にかかるお金や部品代、又追加の送料などもかかる場合もありますので、機器そのものの状態という点も確認しておくことが大事です。その他、大型の機器を出張校正サービスで校正してもらいたいという場合もあるでしょう。その際の出張費という点もきちんと確認しましょう。業者によって一律の出張料金がかかる所や、特定のエリアを超えると料金が高くなるところまで様々な料金形態があります。